-ユーエフオーの軌道に乗って- 春ねむり
皆さんこんにちわ、今年の夏本番の気が狂った暑さも少し和らいできたでしょうか?ほんと久しぶりです。Kenji Endouです。お元気でしょうか?熱中症などになっておられませんか?私は元気です。
さて、ブログをさぼるのもいい加減にしないと、と思っていたところではあったのですが、今回はほんの少し先物買いということで(私が知らなかっただけか..)「春ねむり」という若い才能を取り上げてみたいと思います。これは完全に私のひとめぼれです。かなりの逸材発見した、と盛り上がっているところであります。
まずは一曲
「せかいをとりかえしておくれ」
少し紹介を。
職業:作詞作曲ロックンロール、を自称するポエトリーラッパーです。最近DAOKOとか、ラップする女性がぼちぼちおりますが、その中でも文学少女然としたただずまいを見せるのが、彼女、春ねむりであります。どうも慶応女子のようで、偏差値高めな文学性を振りまいております。
少し前に「春と修羅」(宮沢賢治!!)というアルバムをリリースしましたが、これに私は撃たれました。切なさや儚さ、絶望ってやつと希望ってやつ、光と影、宇宙、ここで生きているということ、などを、ささやき、叫び、求め、ハイブリットなサウンドに乗せてポエトリーラップし、凶暴なまでに問いかける彼女のスタンスは、まだ若いアーティストながらも研ぎ澄まされております。おそらく宅録女子なのですが、トラックメイクも実にクールで、自分などもビンビン触発されております。クラシックの素養があるらしく(うらやましい..)美しい音像の絡みを聴かせます。WEBのインタビューを読んでいると自身を「暗い」と評しておりますが、それは、HOTで情感ある証拠であります。トラックも実際「エモい」んです。ロックンロール!!
私がこのアルバムで一番心を奪われたのが「ロストプラネット」という曲です。
-ユーエフオーの軌道に乗って
永遠19歳のままの逃避行
僕らベイビーブルーに銀河を塗って
いつもほんとうの神様を探した-
切ないディストーションギターのストロークと性急なビートの裏で紡がれる、ティーンエイジの届きそうで届かない恋愛。宇宙的観念。生への希求などが感じられる個人的ベストトラックです。「ほんとうの神様」というのが実にいい。
このライブ映像が今のところ一番いい。ライブ見たい。
さて、すっかり宣伝マンと化していますが、ギャラは当然もらってないので、これくらいにしておいて、あとは各人にお任せしたいと思います。
春眠暁を覚えず。春ねむり。今は夏ですが、そんな実はキュートさんである彼女をプッシュして、今回のブログを締めたいと思います。Kenji Endouでした。皆さんよき日々を。